Scenes of the siege of Paris 　　　　　　　 (パリ攻防戦の情景) 　　　　　From the French of Alphonse Daudet 　アルフォンス・ドーデ（Alphonse Daudet）は、ビゼーが曲をつけた戯曲「アルルの女」や、国語の教科書にも載っている「最後の授業」の作者で、短編集「月曜物語」は普仏戦争を題材としています。普仏戦争は１８７０年７月、ナポレオン３世のフランスがプロイセンに宣戦を布告したことで始まりますが、ナポレオン３世は圧倒的な強さのプロイセンに降伏。しかしフランスではパリに共和制の国防政府が樹立され、プロイセンに包囲されたパリは激しい抵抗を続けますが（これが恐らく「パリ攻防戦（the Siege of Paris）」を指しているのでしょう）、７１年２月のパリ開城でフランスは敗戦します。当時３０才のドーデは義勇兵として普仏戦争に従軍し、この体験が「月曜物語」に描かれています。(清水 健） 1.The Boy Spy 1 2 3 4 5 6 2.Belisaire's Prussian 7 8 9 10 11 　　　　　(画像をクリックすると大きな画像が出ます)