The croxley master_3 　　　　　　　　　　　　　クロックスリーの王者３　(ストランド誌1899年12月号掲載)　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　コナン・ドイル著　　　　　　　 　　　　　　 1 2 3 4 5 (画像をクリックすると大きな画像が出ます。挿絵のキャプションとあらすじは「翔泳社　ドイル傑作選１　クロックスリーの王者　富塚由美訳を参考にさせていただいています) (あらすじと解説　アマデウソ） 　向かい合うチャンピオンと挑戦者―――(挿絵1） 　獰猛なブルドックのような「クロックスリーの王者」 対 純血種のテリアのようなモンゴメリー青年―――(挿絵2・3・4） 　運命の女神はどちらに微笑むのでしょうか？(挿絵5） （解説☆ちょっとネタバレあり） 　苦学の医学生が得意のボクシングを生かして学費を稼ぐ―――。このお話の作者コナン･ドイルもかつて貧乏な医学生でした。そしてモンゴメリー青年と同じスポーツ万能でボクシングも得意でした。 　でもモンゴメリー青年は大学の長期休暇に偶然出場する事になったボクシングの試合で莫大な賞金を得ることが出来ましたが、現実のドイル青年はその立派な体格をいかすことなく貨物船や捕鯨船の外科医アルバイトによってわずかばかりのお金を稼いでいました。このお話はそんな貧しい青年時代をおくったドイルの願望を書いたものかも知れません。