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原題 |
The Adventure of the Stock-broker's Clerk (略はSTOC) |
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初出 |
ストランド・マガジン 1893年3月 |
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イラスト |
シドニー・パジェット(7枚） |
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邦訳・初出 |
「会社の書記」上村左川訳 中学世界、1901年(明治34年）11月〜12月 |
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地名 |
パディントン地区 ワトスンの医院がある ポーターズ・テラス17番地 ホール・パイクロフトの下宿、ハムステッドのはずれ ロンバード街 モーソン・アンド・ウイリアムズ商会がある バーミンガム コーポレーション街126B フランコ・ミッドランド金物株式会社の仮事務所の住所 |
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事件内容 |
強盗殺人 |
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主な登場人物 |
ホール･パイクロフト………依頼人。転職先に不信感を抱いている アーサー･ピンナー………経済人材斡旋業、フランコ・ミッドランド金物株式会社の発起人、専務取締役 ハリー・ピンナー………アーサー･ピンナーの兄 |
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警察官 |
なし |
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言及されている他の事件 |
なし | ||||
| あらすじ | パイクロフト氏は失業中の株式仲買人。しかし運良くモーソン･アンド･ウィリアムズ商会に採用が内定しました。ところが内定したその晩「経済人材斡旋業･アーサー･ピンナー」なる人物が彼の下宿を訪ねてきます。フランコ・ミッドランド金物株式会社の営業支配人として彼をヘッドハンティングに来たと言うのです。しかも年俸はモーソンの200ポンドに対して500ポンド出すというものでした。聞いたこともない会社でしたが高額な年俸に引かれて、翌朝パイクロフト氏はその会社の仮事務所があるというバーミンガムまで行きます。するとそこには昨晩会った男そっくりのハリー･ピンナー専務取締役がいました。早速仕事の指示をうけたのですが、その内容は金物業者のリスト作りという単純作業でした。それがやっと出来上がって取締役の元へ持っていくと今度は家具商のリストを作成して欲しいと言うのです。しかしパイクロフト氏はある点に気づいてしまったのです。この取締役には左の2番目の歯に金の不細工な詰め物がしてあったのですが、同様のものが彼の｢弟｣と称したアーサー･ピンナー氏にもあった事を―――。 この兄弟が同一人物であると確信したパイクロフト氏は、ホームズとワトスンに不可解な事件の謎を解決してもらおうと、バーミンガムへ同行してもらう事を依頼しました。はたしてパイクロフト氏はいかなる事件に巻き込まれてしまっていたのでしょうか？ |
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| 解説 | 結婚してパディントン地区に病院の開業権を買ったワトスン。仕事に忙しく3ヶ月ホームズとは会っていませんでした。その最中ホームズは依頼人と共にワトスンの家に一緒に同行して欲しいとやって来ます。 それに対するワトスンの返事は「いいとも、きみさえよけりゃね」･･･さらにバーミンガムいってくれるかい？というホームズに対して「君が行きたいっていうなら、ちっともかまわないさ」いくら隣の医師が代診してくれるとはいえ本業をほっぽってホームズにさっさと同行してしまうワトスン･･･。病院は大丈夫なんでしょうか･･･。そして夫婦関係も･･･（笑） |
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