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原題 |
The Adventure of the Naval Treaty (略はNAVA) |
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初出 |
ストランド・マガジン 1893年10月と11月 |
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イラスト |
シドニー・パジェット(15枚） |
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邦訳・初出 |
海軍条約 天馬桃太(本間久四郎）訳 『神通力』 祐文社 1907年(明治40年)12月 |
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地名 |
ウォーキング ブライアブレイ邸 パーシー・フェルプス宅 チャールズ街 ウエストミンスターにある外務省の建物の南側にそって走っている短い通り ブリクストン アイヴィ・レイン16番地 外務省勤務の用務員タンギーの家 |
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事件内容 |
窃盗 |
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主な登場人物 |
パーシー・フェルプス………ワトスンの同級生。現在、外務省勤務 アニー・ハリスン………フェルプスの婚約者 ジョゼフ･ハリスン………アニーの兄 ホールドハースト卿………パーシー・フェルプスの伯父で現内閣の外務大臣 |
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警察官 |
フォーブズ刑事 |
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言及されている他の事件 |
疲れたキャプテン (語られざる事件） ありふれたつまらない殺人事件 (語られざる事件 「海軍条約」事件の発生日に解決している） |
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| あらすじ | ワトスンが結婚した直後の7月。彼の元に学生時代の同級生だった「おたまじゃくし」ことフェルプスからホームズを連れてきてほしいと懇願の手紙が来ました。彼は子供の頃から優秀で、また外務大臣である伯父の引きもあり今は外務省に勤務していました。 一体何があったのだろうと心配したワトスンはホームズを連れてフェルプスの元へ駆けつけました。フェルプスは心労によってすっかり衰弱し切っています。ことの起こりは10週前。彼は伯父からイタリアとの秘密条約の写しを作る仕事を任されたのですが、しばらくして疲れたのでコーヒーを貰おうと部屋を離れた合間に、条約文書を何者かに奪われてしまったのです。 ホームズとワトスンは早速行動を起こします。事件現場となった外務省、事件を担当した刑事、そして外務大臣とたずねてまわりました。手がかりはまったくないように思われましたが、ホームズは何かをつかんだようでした。 そしてフェルプスの元へ帰るとホームズは、彼の婚約者のアリスに就寝時間までフェルプスの病室にいることを依頼し、そしてフェルプスとワトスンをロンドンへ向かわせ、自分はここに残り明日の朝221bへ行くと言って屋敷へ残りました。 いったいホームズの行動は何を意味するのでしょうか？ そして条約文書を盗んだ犯人は一体？ |
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| 解説 | 今回ホームズは2回ほどお子様振りを発揮しております。 1つは医者の仕事があるから…というワトスンに向かって「ああ、君の診断のほうが僕の仕事より興味があるっていうのなら〜〜」と駄々をこねて調査に同行させています。 もう1つは取り戻した条約文書をそのまま渡さず、朝食のお皿にのせてフェルプス君を驚かすいたずらをしています。とても40歳近いおじさんのすることとは思えません(笑) |
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