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原題 |
TThe Adventure of the Norwood Builder (略はNORW) |
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初出 |
Collier's Weekly Magazine 1903 10/31(米国） ストランド・マガジン 1903年11月(英国） |
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イラスト |
シドニー・パジェット(7枚）ストランド・マガジン |
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邦訳・初出 |
「谷間の邸」の秘密 芳野青泉訳 1918年7月 白水社 |
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地名 |
ロウワー・ノーウッド 被害者（？）オールデイカーの住所 ブラックヒース 容疑者とされたマクファーレンと両親の住所 |
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事件内容 |
殺人 |
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主な登場人物 |
ジョン・ヘクター・マクファーレン……… 事務弁護士、オールデイカー氏殺害の容疑者 ジョナス・オールデイカー………元建築業者 |
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警察官 |
レストレード警部 |
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言及されている他の事件 |
中米サン・ペドロ共和国前大統領ムリリョの書類事件 オランダ汽船フリースランド号の恐ろしい事件 (以上二件の事件はホームズとワトスンが一緒に暮らし始めてから数ヶ月の間に起きた事件） バード・スティーブンズによる凶悪な殺人事件 |
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| あらすじ | ホームズがロンドンへ戻ってきた数ヵ月後のある日。二人が居間でのんびりとしていると１人の青年が息を切らして入ってきました。彼の名前はジョン・ヘクター・マクファーレン。若き事務弁護士でした。しかし身に覚えのない殺人事件の嫌疑をかけられた彼はホームズに助けを求めに来たのです。彼を逮捕しに来たレストレードを押し留め、ホームズは事件のあらましをマクファーレン青年から聞き出しました。 事の起こりは昨日の午後。彼の事務所に遺言書の作成の為オールデイカー氏がやってきました。そしてその遺言状の下書きを見て彼は驚きました。なんと財産の全てを自分に譲るとあったのです。マクファーレン青年とオールデイカー氏は何も面識がなく、両親が昔知り会いであったくらいの関係でした。 遺言書が完成するとオールデイカー氏は建物の借用契約書など見てもらいたい書類があるからと、自宅に彼を呼び寄せました。彼はその言葉に従い書類整理などをしていましたが深夜になってしまったので、自宅には帰らず宿屋に泊まりました。そして一晩たって朝刊を見ると、オールデイカー氏宅の木材置き場が全焼し、そこから氏らしき黒焦げの遺体が発見。そして犯人は自分となっていたのです。 さっそく犯行現場を調査をしたものの彼が犯人でないという証拠を見つけられないホームズ。ここぞとばかりにレストレードから「重要な新事実を見つけた。有罪は確定」という電報が来る始末でした。一縷の望みをかけ現場に行ってみると壁に血糊の親指の指紋がありました。それがマクファーレン青年のものである事実を前になぜかホームズは笑いを抑えきれない様子です。マクファーレン青年の運命はいかに？！ |
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| 解説 | ワトスンはホームズが帰ってきたのを機に医院を売り払って再び221bでホームズと共同生活をはじめました。ヴァーナーという若い医師に思いっきり吹っかけて売ったのですが、実はそのヴァーナーはホームズの遠縁にあたる人物でお金はホームズが出していたのでした。 さてワトスンは大金を手にしたわけですが、聖典を読んでも無駄遣いしている気配がありません。傷痍年金の半分を競馬につぎ込んじゃうほど浪費癖のあるワトスン（ショスコム・オールド・プレイス）入金と同時にホームズに通帳ごと取り上げられてしまったのでしょうか(笑) |
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