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原題 |
The Adventure of the Bruce-Partington Plans (略はBRUC) |
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初出 |
ストランド・マガジン1908年12月 |
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イラスト |
アーサー・トゥイドル(6枚） |
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邦訳・初出 |
血染の設計図 毒庵訳 日本一5(2)〜5(3) 1919年(大正8) | ||||
地名 |
ウーリッジ・・・設計図が盗まれた官営兵器工場の所在地 コールフィールド・ガーデンズ13・・・スパイのオーバーシュタインの自宅 |
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事件内容 |
設計図窃盗・殺人 |
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主な登場人物 |
マイクロフト・ホームズ………シャーロック・ホームズの兄、依頼人 アーサー・カドガン・ウエスト………ウーリッジ工廠の職員。地下鉄構内で遺体で発見される サー・ジェイムズ･ウォルター………ウーリッジ工廠の英国海軍潜水艦部の部長・心労のため急死 バレンタイン･ウォルター大佐………サー･ジェイムズ・ウォルターの弟 バイオレット・ウェストベリー………カドガン・ウエストの婚約者 フーゴ・オーバーシュタイン………ドイツのスパイ |
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警察官 |
レストレード |
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言及されている他の事件 |
ホームズの命をつけ狙う理由のありそうなブルックスやウッドハウスなど50人の犯罪 | ||||
| あらすじ | 1895年11月の第3週、ロンドンは濃い霧に包まれていました。ホームズは最近凝りだした中世音楽の研究などをしていましたが、それにも飽きてきたころ兄マイクロフトから事件の依頼がありました。英国政府が多額の予算を投入し研究中である潜水艦・ブルース・パーティントン型の設計図が盗まれ、10枚のうち７枚が今朝地下鉄構内にて遺体で発見された海軍工廠の職員カドガン・ウエストのポケットから見つかったのです。 ホームズとワトスンは早速調査を開始し、部長やウエストの婚約者の元へ訪れます。婚約者の話によると二人で芝居へ向かう途中、突然彼は彼女を置き去りにしそのままウーリッジ工廠へと向かっていったとのことでした。そしてウーリッジ工廠で設計図を収めている部屋のシャッターは閉めても隙間があったこと、窓の下の木の枝が折れていることをホームズは確認しました。 ベイカー街に戻るとマイクロフトからロンドン在住の諜報員リストが届いていました。その中で一人現在ロンドン不在のスパイ・ヒューゴ・オーバーシュタインがいたのです。ホームズは彼の住所を地図で確認をして、ワトスンには221bで待ってくれる頼み出かけて行きました。 やがてワトスンの元にホームズから電報が届きます「―――組み立て式金てこ、ダーク・ランタン、のみ、それにピストル持参のこと―――S･H」一体ホームズはこれらを使って何をするのでしょうか？そして設計図の行方は一体… |
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| 解説 | 再びマイクロフト兄さんが登場します。しかしワトスンの彼の描写は「どことなく“運動神経が鈍い感じの体つき”である。だが、その“不恰好な体”の上にのっかっている顔はと言うと―――」とさりげなく酷いことを書いています。ヒドイなワトスンと思っていたのですが、オーバーシュタインの家に侵入をするときに、皆柵を乗り越えて地下室への行こうとしているのに、マイクロフトは泥棒みたいな真似はごめんだと、ダダをこね仕方なくワトスンが玄関まで回ってドアを開けてあげているのです。弟をこき使い尚且つその友人までも家来のように扱う兄マイクロフト…。伝記作家を怒らすと恐ろしいですね（笑） |
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