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原題 |
The Disappearance of Lady Frances Carfax (略はLADY) |
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初出 |
ストランド・マガジン1911年12月 |
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イラスト |
アレック・ボール(5枚） |
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邦訳・初出 |
ホシナ大探偵 押川春浪訳 本郷書院「ホシナ大探偵」1913年4月 | ||||
地名 |
スイスのローザンヌ |
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事件内容 |
横領・殺人未遂 |
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主な登場人物 |
レディ・フランセス・カーファックス……薄幸の麗人。旅行中消息を絶つ。 スーザン・ドブニー ………… レディの元家庭教師。 マリー・ドゥヴィーヌ……レディの元女中。情報提供者。 シュレシンジャー博士……その正体はオーストリアの詐欺師「信心家ピーターズ」 フィリップ・グリーン …… レディの昔の恋人。 |
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警察官 |
レストレイド警部 |
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| あらすじ |
故ラフトン伯の最後の直系であるレディ･フランシスがスイスのローザンヌで消息を絶ちました。レディの家族と元家庭教師のミス・ドブニーから行方を探して欲しいと依頼が来たのですが、あいにくホームズは別件の事件で手がいっぱいだったため、代わりにワトスンが調査に赴くことになりました。するとレディを執拗に追いまわしている男の存在が浮かびあがります。彼女はその男を避けるように移動をして行く途中、バーデンで南米から来ていた宣教師シュレシンジャー博士夫妻と親交を結び彼と共にロンドンへ行ったことまでが判明しました。 ワトスンは謎の男･グリーン氏―――レディの昔の恋人と危うく乱闘になる所でしたが、ホームズに助けられました。別件が解決したホームズはワトスンと別行動で捜査をしていたのです。シュレシンジャー博士の正体は希代の詐欺師・信心屋ピーターズであり、レディはその罠に落ちてしまったのです。 ロンドンへ急遽戻った一行の元にレディの所蔵している宝石が質に出されたという情報が入ります。グリーン氏も協力し質屋に張り込んでくれたためピーターズの居場所が判明し、ホームズは彼女が監禁されていると見られるピーターの家へ押しかけますが､家の中で唯一変わった点は彼の妻の乳母だったという老婆の遺体の入った棺だけでした。一体レディはどこへその命は助かるのでしょうか？ |
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| 解説 |
冒頭でホームズはワトスンがリウマチがでたために行ったトルコ風呂について「身体はだらけちゃうし、金だってかかるのに」と文句を言っています。しかし「有名な依頼人」では「ホームズも私もトルコ風呂には至って目のない方だった」と180度方向転換をしています。この間にワトスンに無理やり連れて行かれて病みつきになっちゃたんですね...。それとも日頃の不摂生がたたってワトスン以上に「最近リウマチがでて」？？？ リウマチとは、なんぞやと辞書でひくと「骨・関節・筋肉などの運動器の疼痛とこわばりを主徴とする疾患の総称」と…ということは老化現象ってことなのね。ドクター（TT） |
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