「Sherlock Holmes - the Last Act」   2001年11月22日

 ロンドンでは99年のホームズ氏像除幕式のときに上演された、デイビッド・スチュアート・デイビス氏の「Sherlock Holmes - the Last Act」が再演されています。
 ホームズ役のロジャー・ルーウェリンの独演なのですが、DSDの劇は必ずホームズ氏を悲劇的に殺してしまいます。
 今回の劇では、ワトスンが亡くなった後、失意のどん底で息絶えるという、むちゃくちゃ暗い話ですし前回の劇は、ワトスン医師が悲劇的な最期をとげた親友を悼むという、これまたむちゃくちゃ暗い終わり方でした。
 初演の初日の観客は、私たち日本人が十数人、それにアメリカ人が数人だけだったので、ルーウェリン氏がサービスでいきなり劇の途中で、「バリツ〜! アチョー!」と「バリツの実演」をやってくれたのには、笑わせてもらいました! 他の日に観に行ったロンドンホームズ協会の方に聞きましたら「そんなことはしなかった」ということなので、あの日の特別大サービスだったのでしょう!
 上演されるのは21日から24日、ウィンブルドン劇場です。
 ロンドン博物館が12月2日に開館25周年記念に、ロンドンの有名人たちというイベントを企画しているのですが、ロンドンのホームズ協会が協力者の有志を募っているそうです。