結論から言うと
「60枚のタイルに約３５００個の小さなシャーロック ・ホームズで、大きなシャーロック・ホームズが形成されている」です。
最初に数えたのは田中喜芳さんです。田中さんは１９８４年渡英した時にベイカールー線ホームで実物のシルエットを数えたそうです。その時の数字が「約３５００個」でした。(デジカメもスマホもない時代です）
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| このホームズシルエットについては小林司／東山あかね著『シャーロック・ホームズへの旅』(東京書籍、１９８７年刊行）で「ベイカールー線のホームの壁には、ディアストーカーにキャラバッシュ・パイプというホームズのシルエットが、化粧タイルで大きく描かれている。近づいてよく見ると、これと同じ形の小さなシルエットを何千個も集めて大きなシルエットに合成しているので、驚かされる」と記したあと、つづいて、日本シャーロック・ホームズ・クラブ会員の田中喜芳さんが数えたところ３５００個の小さなホームズシルエットで大きなホームズを作っている、ということだ、と紹介しています。 |
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３５年後の２０１９年１月、日本シャーロック・ホームズ・クラブの集まりで大きなホームズシルエットを作っているミニホームズの数が話題になったことをきっかけとして、ミニホームズを数え直すことにしました。
数えたのは再チャレンジの田中喜芳さんと関矢悦子です。
数えた方法は、田中喜芳さん提案の方法(タイル別に番号を振って数える）で、田中さんは「ネットから拾った、ホームのイラストでは椅子に隠れている部分もすべて載っているホームズ・シルエットの全体画像図(右向き）」、関矢はデジカメで撮ったホームの右向きイラストの数を数え直してみました。(ホームのイラストは椅子のうしろ部分が判らないので、この箇所は「全体画像図」のシルエットで数えてあります)
もう少し具体的に説明すると、図版２の赤文字を付けたタイル１〜２３は縦６×横15の90個なので計2070個。
残りのタイルを青文字で1〜37に番号を割り当て、ひたすら数え、田中さんと関矢の数えた数字を照合。
「白四角に青文字」の「部分的に見える」そして「全部みえない楕円形に青文字」タイルは「ホームズ・シルエットの全体画像図」のシルエット数を参考にして数える、です。
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端数まできっちりと数えましたが、タイルの傷なのかゴミなのかわからないものがあったり、今回数えたのは右向きホームズですが、左向きのホームズには微妙に数が違う箇所があるので、ホームのイラストについては端数まできっちりと何個とは言えないのが判り、今回の結論も３５年前に田中さんが数えられたのと同じく
「６０枚のタイルに約３５００個の小さなシャーロック ・ホームズで、大きなシャーロック・ホームズが形成されている」となりました。
(回答者：関矢悦子 情報提供：熊谷彰) |
