老骨のロンドンおろおろある記　--記憶の断片D--

81．ビッグ・ベン　　82．国会議事堂　　80．ウェストミンスター橋
83．ウェストミンスター寺院　77．旧ニュー・スコットランド・ヤード
75．グレイト・スコットランド・ヤード　76.ホワイト・ホール　　
41．セント・ジェイムズ・スクエア　40．ロンドン図書館
43．ロイヤル・ヘイマーケット劇場

凡例
１． 番号は冒頭の地図上の数字に対応している。
２． 抜粋のため番号には欠番があり、編集の都合上番号の順序も前後している。
３． ホームズ物語からの引用は光文社文庫版のホームズ全集（日暮雅通訳）による。
　　――の後は引用文の発言者。《 》内の表示はその引用が登場する事件名

　ベイカー街駅からベイカールー線でエンバンクメント駅へ。そこでサークル線に乗り換えてウェストミンスター駅に到着。いいよいよロンドンの中心へやって来たのだ。
　 82．国会議事堂 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　81．ビッグ・ベン　　　　　　80．ウェストミンスター橋　　　　
　
　ビッグ・ベンを通り過ぎるころには、８時までに２５分しか残されていなかった。――ワトスン
　《レディ・フランシス・カーファックスの失踪》
　国会議事堂を過ぎて、ウェストミンスター・ブリッジを渡ろうと急ぐ馬車にゆられながら、ホームズが言った。 ――ワトスン
　《レディ・フランシス・カーファックスの失踪》


83．ウェストミンスター寺院　

　昨夜ゴドルフィン街十六番地で、奇怪な殺人事件が発生した。現場はテムズ川とウェストミンスター寺院の中間。ほぼ議事堂の高い塔の陰になる部分。
　　――新聞記事《第二のしみ》


77．旧ニュー・スコットランド・ヤード

　ホームズさん、ぼくはスコットランド・ヤードへ出向いてきたところです。
　　――シリル・オーヴァートン《スリー・クォーターの失踪》　　　　













75．グレイト・スコットランド・ヤード
　(初代スコットランド・ヤード跡)

　ホワイト・ホールの最北部に標識があり、それを東へ入るとすぐ左手の正面が初代のロンドン警視庁の跡だった。









　


76.ホワイト・ホール　　　　　　　　　
42．ペル・メル　

　ウェストミンスター寺院からホワイト・ホールを北へ向かいつつ、南西方向を撮影。逆光の官庁街に西日がまぶしかった。

　（兄は）ペル・メル街にあるアパートに住んでいて、毎朝ホワイト・ホールまで歩いて通勤し、夕方になるともどってくる。
　――ホームズ《ギリシャ語通訳》


41．セント・ジェイムズ・スクエア
40．ロンドン図書館

　わたしは、セント・ジェイムズ・スクウェアにあるロンドン図書館まで馬車で行き、そこの副司書をしている友人のロマックスに相談して、よさそうな参考文献を一冊、小脇に抱えて帰った。
　――ワトスン《高名な依頼人》


43．ロイヤル・ヘイマーケット劇場

　アンバリー老人は奥さんを喜ばせようと思って、ヘイマーケット劇場の天井桟敷席を二つとってあったんだ。　　　　　　　
　――ワトスン《隠居した画材屋》