10、1月6日英国四日目　ストランド(Strand)2 　前回の「ストランド(Strand)とニューンズ社」と時間が前後しますが の場所でセント・メアリ・ル・ストランド教会の写真を撮った後 に行き「ライシアム劇場」の写真を撮りました。 　 ライシアム劇場の柱と記念撮影 　メアリー・モースタン嬢が「今夜七時、ライシアム劇場そとの左から三本目の柱までお越しください。ご心配でしたらお友達を二人お連れなさい。あなたは不当な仕打ちを受けたのですから、その埋め合わせを致します」と言う謎の人物から手紙を受け取りホームズに相談に来た事から事件は始まります。 　指定通りの時刻に劇場へ行くと「ライシアム劇場では、もう両わきの入口にたくさんの人々が群がってた。正面入口には、二輪馬車や四輪馬車がひっきりなしに横づけになり白シャツに礼装の男や、ショールやダイヤモンドで飾った女をおろしていた。われわれの待ち合わせの場所である三本目の柱のところに・・・・」 　　　　　　　　　　「東京図書刊　四つの署名」より 　 長い事閉鎖されていたライシアム劇場は1996年に改装オープンされました。今演じられているのは「ライオン・キング」です。 　1901年9月2日、ライシアム劇場ではウイリアム・ジレットの脚色・主演によるシャーロック・ホームズ劇のロンドンにおける初演の幕があがりました。この時ビリー少年役を演じたのが、チャールズ・チャプリンです (左はホームズ演じるジレット、右はニューヨーク公演の舞台写真　ストランド誌1901年6月号掲載） 　　 　バーリー街でJeremianneさんと合流して写真を撮りその後切手店に入りました。購入したのはヴィクトリア女王のフィギュア(写真は実寸大）とチャーチル元首相の哀悼切手の初日カバーです。チャーチル元首相の銅像とはもう少し後で対面出来ました。どちらの品も店のスタッフが「ラストワン」と言っていましたが、本当かしら・・・・・ 　　　　　 　次はＡのロイヤル・オペラ・ハウスですがここは前日の夜横を通り過ぎたのですが写真は撮らなかったのでホームズの活躍していた当時の写真をご紹介します。Ｂのコヴェント・ガーデンは当時と様相が変わっているのでこれも当時の写真を載せる事にします。 Ａロイヤル・オペラ・ハウス1901年頃 　ロイヤル・オペラ・ハウスはホームズ物語の中では「コヴェント・ガーデン」と言う名前で出てきます。 「ところで、まだ八時になっていないが、今夜はコヴェント・ガーデンでワーグナーがあるんだ！急げば何とか第二幕に間に合うぜ」 ホームズ　「赤い輪」より 　左のアーチ型の建物は10年ほど前にはありませんでしたが現在はホームズが活躍した時代と同じようにアーチ型の建物があり外にまで光があふれとても豪華な様子でした。ここは一晩七千ポンドで貸し切る事が出きるそうです。 Ｂコヴェント・ガーデン1901年頃 (ＡＢの写真は高田寛氏所蔵） 　コヴェント・ガーデンは1974年に郊外へ移転するまでロンドン第一の青果市場として賑わっていましたが(家禽の取り扱いは少なかったようです）、現在はおしゃれなショッピング街になっています。 「さあ、南向け南、早足行進だ！」私たちはホウボーン区を横切り、エンデル街を抜け、曲がりくねったスラム街を通ってコヴェント・ガーデン市場へ出た。　「青いガーネット」より