12、1月6日英国四日目　バッキンガム宮殿周辺と再びベイカー街へ Ｊ 　ウエストミンスター寺院をでた後からセント・ジェームズ・パークに入りました。Ｊ付近に1月初めだというのに桜が咲いているのには驚きました。 　地図Ｋの橋の上から撮った写真がＫ_1の外務省の建物です。中央の1900年当時の写真と建物はほぼ同じですが現代の外務省の建物には光輪のような「ロンドン・アイ」(大観覧車）が写っています。この大観覧車はどこから写しても背景に入ってしまうのです(Ｋ_3)　冬のロンドンの天気の変化が早いのかそれとも日暮れが早いのかＫ_3とＫ_1の写真の空の色がかなり違います。 Ｋ_1 Ｋ_2 Ｋ_3 　Ｋ_3は地図Ｋ地点から撮ったバッキンガム宮殿とヴィクトリア・メモリアルです。このセント・ジェームズ・パークは19世紀になってから自然景観を生かした公園に作り替えられたのですがその時餌付けした野鳥が今もこの公園を住み処にしているのでたくさんの野鳥そしてリスがいました。右の写真の子供は鳥の鳴き声のする笛を吹いているのですがこの音に鳥が反応してたくさん集まってきました。リスも人間を恐れる事もなく餌をやる振りをするだけで人間に近づいて来ました。 Ｋ_3 Ｌ_1 　Ｌ_1は地図Ｌの地点を少し過ぎてから撮ったものです。バッキンガム宮殿が大きいのは予想していましたがヴィクトリア・メモリアル の大きいのには・・・英国は大きな像を作るのが好きなようです。 　ホームズ氏は「ブルース・パーティントン型設計図」事件の解決後ウインザー城に招かれ、さるやんごとなきレディつまりヴィクトリア女王(在位1837〜1901）からエメラルドのネクタイピンをお礼として受け取ってます。 　バッキンガム宮殿正面の左右に(緑の矢印の場所）Ｍ＿2の衛兵がいます(冬服はグレー）前庭が広いので衛兵の姿は小さくしか見えませんでした。開かれた門で実際に警備をしているのは制服姿の警官です(さりげなくその警官の近くに行って警官との記念写真を撮りました） 　Ｍ_3の衛兵交代式案内ボードは衛兵の前の塀の内側にありました。日本語の案内は最近書かれたようです。 Ｍ_1 Ｍ_2 Ｍ_3 　　　　　↓拡大 　　　 　Ｎのヴィクトリア・メモリアルで記念写真を撮ってもＮ_1のように全体の像を撮る事は出来ませんでした。とにかく大きい・・・・・ 　Ｎ_2は地図の矢印にようにアドミラルティ・アーチ方向を撮ったものです。この写真の左後方の木立の奥にＯ_1のカールトン・テラス・ハウスがあります。 　「カールトン・ハウスでは今、事が動き出してるわけだし　(略) 出来れば貴君の大手柄のニュースを持っていかれれば何よりだ」ドイツ人男爵　「最後の挨拶」より　(第一次大戦前にはこのカールトン・テラス・ハウスにドイツ大使館がありました)　 Ｎ_1 Ｎ_2 Ｏ_1 (1900年頃のカールトン・テラス・ハウス) 　地図Ｏ地点のＯ_2の写真に見覚えはないでしょうか？　グラナダTVのホームズシリーズ「第二の汚点」事件の最後でイラスト風になるシーンがここで撮られたのです。ついつい真似をしてＯ_3の写真を撮ってしまいました。 　地図ＰにあるのがＰ_1のヨーク公記念塔です。(Ｐ_2は1900年頃の写真） 「ヨーク公記念塔の階段に面した小さなドアから貴君がこの暗号簿を持ち込む時・・」ドイツ人男爵　「最後の挨拶」より 　(この階段に接してドイツ大使館がありました） Ｏ_2 Ｏ_3 Ｐ_1 Ｐ_2 　ヨーク公記念塔の写真を撮った後アドミラルティ・アーチを通ってチャリング・クロス駅に行き急いでベイカー街に行きました。急いだ理由は暗くなる前に↓のシャーロック・ミューズ(Sherlock Mews)の写真を撮りたかったからです。(着いた時はすでに薄暗くなっていたので画像処理で明るくしてあります) 　 Mewsを辞典で調べると「馬小屋」でかつては馬小屋があったところ(グラナダテレビの「ボヘミアの醜聞」で変装したホームズが馬の手入れをした場所です）ですが、現在では写真のような裏通りで袋小路になったような場所の事を言います。 　このシャーロック・ミューズ(Sherlock Mews)はホームズ物語に出てくる場所ではなくシャーロッキアンによって後から名前がつけられたそうです。 　ミューズの写真を撮った後、シャーロック・ホームズ・ホテルに行きました。お目当ては「ワトスンの書斎」と言うバーなのですが、「ワトスンの書斎」はなくレシートを見ると「シャーロック・バー」と名前が変わっていました。 シャーロック・ホームズ・ホテル入口 カウンターの奥にあったホームズ像 ホテル内のシャーロック・バーのレシート (このレシートの日付は合ってますが時間が違っています。私たちが行ったのは17時頃です） ←のイラストの写真はシャーロック・バーをでた後同じくベイカー街にある軽食堂風の店内で撮ったものです。このイラスト以外にはホームズ関連の物はありませんでした。 　ベイカー街再訪問の大きな目的の一つが←の切符の購入です。 　今日は2004年1月6日、ホームズ氏の150歳の記念する誕生日。 　そうです！ 　ホームズ氏ゆかりのベイカー街駅の切符の購入が目的だったのです。 　無事切符も買う事ができたのでホテルに戻る事にしました。 Ｏ_1とＰ_2の写真は高田寛氏所蔵