6、1月4日英国二日目　昼食(ミュージアム・タヴァーン)から 　12時半頃ベイカー街での写真撮影を終え着替えのためホテルに戻りました。着替えを終えた1時少し前もう一人の友人のProf Moriartyが来られProf Moriartyの案内で4人が昼食を取るために出かけたところが大英博物館近くのパブのMuseum Tavern(ミュージアム・タヴァーン　日本語にすると博物館酒場）です。(私達の泊まったホテルは大英博物館・地下鉄の駅・ロンドン大学にとても近いのです） 　Museum Tavern(ミュージアム・タヴァーン）は「青いガーネット」に出てくる「アルファ・イン」 (このパブの主人が作った鵞鳥クラブで鵞鳥を入手したヘンリー・ベイカー氏が帰り道で鵞鳥を落として逃げ帰った事から事件は始まります） のモデルとされているパブで右側の看板でも判るように英国風の料理を出してくれるパブです。 「私たちの仲間で、大英博物館の近くのアルファ・インというパブの常連になっている者が四、五人います(ヘンリー・ベイカー）」 「アルファ・インはホウボーン区に通じる通りの角にある小さなパブだった」 　by 青いガーネット フィッシュ＆チップス 揚げた白身魚とポテトフライに塩とヴィネガー (酢)をたっぷりかけて食するのが美味しく食べ るコツのようです。 カッテージ・パイ(煮込んだラムのひき肉にマッシュポテトをのせオーブンで焼いたもの） ヨークシャー・プディング(お椀のような形の甘くないシュークリームの皮に肉汁がかかっている） そして付け合わせはカリフラワーとグリンピース(英国風の茹ですぎではなかったです） 　ローストビーフの付け合わせとされているヨークシャー・プディングも単品で頼めたのでどんなものかさっそく試してみました。味は甘くないシュークリームの皮のようなものでした。飲み物はシャンディ(ビールとレモネードが半々）にしました。食事が終わると夜の待ち合わせの約束をしたProf Moriartyはお仕事へ。 　私達三人は今日は時間がないので大英博物館は入り口での写真撮影だけで、そのまま近くのMontague Street(モンタギュー街）に行きプレートの前で記念撮影をしました。 「はじめてロンドンに出てきたとき、ぼくはモンタギュー街の、大英博物館からすぐ角のところに下宿して、そこであり余るほどの時間を、将来ぼくをもっと役に立つ人間にしてくれるやもしれぬ緒学問の勉強でつぶしながら、機会を待っていた」　 by シャーロック・ホームズ　マスグレイヴ家の儀式より 　その後(午後3時頃）地下鉄でオックスフォード街に出かけマークス＆スペンサー(少し高級なスーパー）でこれまた今度の旅行のお目当ての一つ「バード印のカスタードクリームパウダー」を捜しました。見つからないのでお店のスタッフに聞くとここにはないけど「Tesco metro(テスコメトロ)」(ごく庶民的なスーパー）にならあるはずだと言われテスコメトロに出かけ無事購入する事が出来ました。カスタードクリームパウダーを購入したレシートの時間は5時45分でした。 ホームズ物語に「バード印のカスタードクリームパウダー」は登場しませんが、ホームズ物語が連載された「ストランド・マガジン」に広告が出ている創業が1847年と言う歴史あるインスタント食品なのです。 「ヴィクトリアン・スクラップブック」をお持ちの方はP16の右の中頃のポスターをご覧ください。卵を投げているコックの後ろに描かれているのが「バード印のカスタードクリームパウダー」です。 ストランド・マガジン1891年2月号 に載っていた広告 ヴィクトリアン スクラップブック の拡大の画像 テスコで購入した カスタードクリーム パウダー