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原題 |
The Adventure of the Solitary Cyclist (略はSOLI) |
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初出 |
ストランド・マガジン 1904年1月 |
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イラスト |
シドニー・パジェット(7枚） |
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邦訳・初出 |
「自転車嬢の危機」三上於菟吉訳 1929年(昭和4）「シャーロック・ホームズの帰還」平凡社 (世界探偵小説全集第4巻） |
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地名 |
サリー州ファーナム チルターン農場 (ボブ･カラザーズの住居） |
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事件内容 |
誘拐及び暴行未遂(ワトスン記） |
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主な登場人物 |
ヴァイオレット･スミス……………カラザーズ家の家庭教師、依頼人 ボブ･カラザーズ……………スミス嬢の雇い主 ジャック･ウッドリー……………南アきっての悪党「かみなりジャック」 ウィリアムソン……………自称牧師。 |
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警察官 |
なし |
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言及されている他の事件 |
・煙草王ジョン・ヴィンセント・ハーディへの迫害(語られざる事件） (「脅迫された百万長者」 創元推理文庫 ジューン・トムソン著 「シャーロック・ホームズのジャーナル」に収録） ・偽金づくりのアーチー・スタンフォードの逮捕(語られざる事件） 1894年から1901年までホームズは公表された事件以外の何百も解決し、多くの輝かしい成功と二、三のやむえない失敗がある。 |
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| その他 | 19世紀末の自転車について |
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| あらすじ | 1895年4月23日一人の美しい女性が221bを訪れました。彼女の名前はヴァイオレット･スミス。彼女は父親を亡くし母親と2人暮らし。唯一の親戚は南アに行ったきり音信不通の伯父のラルフ氏だけでした。ところが今から4ヶ月前の12月その伯父の知り合いで、スミス親子の世話を頼まれたという2人の人物と出会います。一人目のカラザーズ氏は温厚な紳士で、彼女が生活に困っていると聞くと自分の娘の家庭教師として来てくれないかと言ってくれましたが、もう一人のウッドリー氏は下品で彼女は嫌っていました。彼女は毎週末母親の元へ帰っていましたが、2週間前からカラザーズ邸から駅へ自転車を走らせていると、後ろから不審な男がついてくることに気づきました。あまりにも気味が悪いのでホームズにその男の正体を突き止めてほしいと依頼に来たのです。翌週ホームズは別の事件で忙しいのでワトスンが調査に、次の日はホームズが出かけますがはかばかしい成果を上げることが出来ませんでした。しかし木曜日の日に事態は急展開を見せます。カラザーズ氏からの結婚を断った彼女が家庭教師を辞めることになったのです。彼女の手紙には今度の土曜日ですべてが終わるから大丈夫と書いてありましたが、ホームズは彼女をめぐって何か陰謀があるとして、ワトスンにこの土曜日にこの奇妙な事件のすべてを見届けようと誘います。ポケットに拳銃を忍ばして･･･ |
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| 解説 | さすがワトスン、100年も前から「ストーカー問題」を取り上げています。その愛を「エゴイズム」と表現している所も注目です。また今回はホームズがお得意のボクシングを披露。酒場で喧嘩を吹っかけてきたウッドリーに左ストレートをおみまいしています。 しかしホームズ･･･ワトスンの情報収集能力をあれだけけなしたくせに、いざ自分が現地に行って得たのはチャーリントン屋敷の住人の情報だけってねえ･･･(−−；) |
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