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「クリストファー・モーリー誕生日説」と「フェリックス・モーリー誕生日説」の登場

　日本で「1月6日」がホームズの誕生日であると言う事が初めて紹介されたのは1970年に刊行された長沼弘毅著「シャーロック・ホームズの挨拶」(記述史表)です。長沼弘毅は「1968年1月7日のニューヨーク・タイムズ」の「故クリストファー・モーレー氏の計算によると、ホームズは、1854年1月6日に誕生したことになっているが、奇妙なことに、この1月6日は、モーレー氏自身の誕生日と完全に一致している。これは単なる暗号であろうか？」と言う記事を紹介しています。長沼弘毅は1972年に刊行した「シャーロック・ホームズ健在なり」(記述史表）でも同じ内容の記事を紹介しています。

　この記述が創立者のクリストファー・モーリー誕生日説の初出と思われます。

　次に「1月6日はBSIの創立者の弟フェリックス・モーリーの誕生日」説を紹介しているのは1989年に刊行された「シャーロック・ホームズ遊々事典」(記述史表、記述史表に注の記載有り)と1998年に刊行された「シャーロッキアンの優雅な週末」(記述史表)でどちらも執筆者は田中喜芳です。長沼氏はすでに故人となられているので直接お聞き出来ませんので田中喜芳氏にどちらの誕生日説が正しいのか「証拠」があれば教えて頂きたいと連絡したところBSIが1984年に出したカレンダーを送って貰えました。送って頂いたカレンダーを見るとホームズシリーズ関連の日付の他に高名なシャーロッキアンの誕生日が記されていました。

　これによると↓創立者のクリストファー・モーリーの誕生日は5月5日なので「1月6日はBSIの創立者の弟フェリックス・モーリーの誕生日」説の正しいことが確認されました。

長沼弘毅著　朝日新聞社　

「第1章　ホームズは生きている」　　
p3〜p4
時日はちょっと遡るが、1954年1月15日の夜、ロンドンのチャーリング・クロス・ホテル、ロンドン・シャーロック・ホームズ協会の年次晩餐会が開催されたが、これはちょうどホームズ生誕百年(推定）に当たる年であったので、イギリスのシャーロッキアンは、それぞれ、作中の人物に扮して出席した。ホームズの生まれた年は、研究家の間でも、いろいろと議論のあるところであるが、1914年8月の事件「最後のあいさつ」に出て来るアルタモント(ホームズの変装変名）が当時「60歳くらい」と言われているところから逆算して、彼は1854年に生まれたと推論するのが、一応の通説となっているのである。

p10　われわれの間では、シャーロックという名前を動詞に使って、「シャーロックする」などといっている。これは世界に通用する用法で、要するに、推理をするとか犯罪捜査をするとかいう意味である。なお、「シャーロック」することを「ゲーム」ともいう。また、ホームズのもの好きな研究家(ファンを含めて）「シャーロッキアン」と呼んでる。

長沼弘毅著　文藝春秋社　

「第1章　ホームズと大学」
p32

セイヤーズ　1853年(または52年終わりか54年初頭）ーーホームズ誕生

「第5章　ホームズの隠退」

p205

注目の第二は、ホームズの年齢である。アイルランド系アメリカ人に変装してアルタモント(ドイルの父は、チャールス・アルタモント・ドイルであることを想起されたい）、と名乗るホームズは、「背が高くて(「緋の研究」に、身長たっぷり6フィート以上はある、とある）、痩せこけた六十男( gaunt man of sixty)で、くっきり(彫りの深い）した顔に小さな山羊ひげがあり」と描かれている。この「六十男」(これは正確に「六十歳」というのではなく、「60歳ぐらい」という意味にとるべきであろう）がシャーロッキアンの間では、大きなてがかりにされている。この事件は1914年の事件であるから、仮にこの当時六十歳きっかりとすればホームズは1854年生まれということになる。こんにちでは、これが通説のようになっているが、これは変装した場合であるから、正確なこととはいい得ない。しかし、全作品中彼の年齢を明示した箇所がほかに一つもないので(著者注）、勢いこの年齢を根拠にせざるを得ないことになっている。
(著者注　「ボスコム渓谷事件」では、ホームズはワトスンと自分のことを「二人の中年紳士(two middle aged gentlemen)」といっている。1889年6月の事件である。年齢(?)に触れているのは、全作品中、「最後のあいさつ」と場合を除いては、ここだけであるが、「中年紳士」というだけでは、幅がありすぎて、てがかりにはなりそうもない）

長沼弘毅著　文藝春秋社

「第1章　ホームズ健在」

p24〜p25
右のロンドン・タイムズの記事に続くようにして、1968年1月7日のニューヨーク・タイムズにまたまた、記事が出た。
マドロスパイプをくわえ、ハンティングをかぶったコーナン・ドイルの像(F・D・スティール筆）
パイプをくわえ、鹿猟帽をかぶり、拡大鏡を握っているホームズ像
中略
「ベイカー・ストリート・イレギュラース、百十五年目(数え年）のシャーロック・ホームズを祝福す」と大み出しがでている。以下は記事の内容の概要である。
中略
「故クリストファー・モーレー氏の計算によると、ホームズは、1854年1月6日に誕生したことになっているが、奇妙なことに、この1月6日は、モーレー氏自身の誕生日と完全に一致している。これは単なる暗号であろうか？」

E・W・スミス編 　鈴木幸夫訳　 研究社 　

「みかえし」
本書における登場人物は実在の人物である。
現存、故人を問わず、虚構の人物に似ているところがあっても、
まったく偶然にすぎない。

「はしがき」　
シャーロック・ホームズは、1854年1月6日、ヨークシャーの北ライディング地方のマイクロフトで生まれた。
中略
1944年3月1日　E・W・S　

「序章」
私は、ホウムズが虚構の人物から伝説的人物になったことを見取っていた。つぎつぎに出てくる文献(三百册以上の論題)が、ドイルのではなくて、ホウムズの出生、習慣、およびその模倣者たちのもであることに気がついた。
中略
それではA・コナン・ドイルとは誰なのか。この件については、少々意見がわかれている。有識者のあるものは、ドイルは作家であり、「旅団長ジェラールの冒険」や「ホワイト・カンパニー」そのたつまらぬ歴史ロマンスの著者であると認める。またある者は、ドイルは全然作家などではなく、文芸代理人、すなわち誠実ではあるがそそっかしいウォトスン博士の原稿を写して売る仲介人であった、と主張する。
(ルイス・アンターマイア)　　　　　

JSHC/小林/東山編　東京図書　

p10　誕生日　(南谷樹一郎)

誕生日を元にする「バイオリズム」でホームズの状態を知る。

G・ノウン著　小池滋/日暮雅通/高山宏訳　東京図書　

p65　「ホームズのアイデンティティ」
1854年は、ホームズ物語の読者にとってすばらしい年であった。1852年、1853年、1855年もそうだし、人によっては1857年とか1858年、または1867年だというかもしれない。研究者によって違うわけだが、いずれにせよこの大探偵が生まれた年のことである。
p66
著名な鑑定家が彼の筆跡を分析し、『プレディクション(予言）』誌が占星術でその星座と行動を分析し、研究家たちはホームズの誕生日を1月6日と推測したのである。(彼が二度も引用している劇が、シャークスピアの『十二夜』だけで、"十二夜"が 1月6日のことだから）

河村幹夫著　筑摩書房　

p5　最初の挨拶「Ｓ・ホームズに乾杯」

「シャーロック・ホームズは生きている！　彼は1854年1月6日(安政元年）1月6日、イングランド北部ヨークシャー地方の農場に生まれた。

河村幹夫著　講談社　

p12「135歳の誕生日」
1989年1月6日、シャーロック・ホームズは135歳の誕生日を英国南部のサセックス州のイーストボーン近くのバーリングギャップにある海を見おろす丘の上に建つ彼の隠れ家で迎えた。ホームズの長寿を祝い、ロンドンではロンドン・シャーロック・ホームズ協会主催による恒例のお誕生日パーティが、テムズ川にのぞむ国会議事堂の議員宴会場で、百数十人の熱烈ホームズファンを集めて開催された。

JSHC/田中喜芳/小林/東山著　東京図書　

p12　「Q12　ホームズはいつ、どこで生まれたのですか」
1854年1月6日に生まれた、という説がもっとも有力ですが、それ以外にも1852年から1867年説までいろいろあり、もちろんそれぞれ理由があります。(小池茂）

p161「Q216　ホームズの誕生日がなぜわかるのですか」
ホームズの誕生日は1854年1月6日だというのがシャーロッキアンの間では定説ですが、このことは『ホームズ物語』のどこにも明記されていません。そこで1854年生まれの根拠についていえば、1914年の事件《最後の挨拶》の中で、ホームズ自身が「自分は60歳に見えた」といっていること、また1月6日の根拠は、よく引用するシェークスピアのうち2度までも『十二夜』(1月6日のこと）から引用しているのは自分の誕生日だから、という理由によります。ここで不思議なのは、最初にこの説を提唱したクリストファー・モーリーの弟(注）フェリックス・モーリー自身の誕生日が"偶然"　にも1月6日だったということです。(田中喜芳）
（注「クリストファー・モーリーの弟」は本には記されてませんが執筆者の原稿から脱落していたことが確認できました。上記の本文において重要な箇所なので「原稿」通りに引用しました）

p166　「Q222　ホームズの誕生祝賀会を開くシャーロッキアン団体はありますか」

1月6日前後に、世界中のほとんどの団体で誕生祝賀会が開かれております。
(田中喜芳）

小林司/東山あかね著　東京書籍　

p171　「ホームズの誕生日はなぜ1月6日なの！」

BSIの創立者のクリストファー・モーリーがホームズの性格を占星術に照らし合わせて、その誕生日を1月6日に勝手に決めてから、毎年の誕生祝いをその前後に行う習慣が現在も続いている。(実は1月6日はモーリー自身の誕生日でもあった」

p174　「女性シャーロキアンの会合も盛会」

エヴリンは雪のための交通混乱で大幅な遅刻者と欠席の目立つ出席表をチェックしつつ「誰がホームズのお誕生日を1月6日にしたの。去年も雪だったのよ。7月にしてほしかったわ」とぼやいた。

小林司/東山あかね著 　飛鳥新社

p4〜p6
「誕生日は1854年1月6日と言う説が最も有力。出生地に関しては、田舎である、という以外に手がかりはない」
「年齢や生年月日を特定する確かな証拠はないが、推理するヒントは物語のあちこちに隠されている。たとえば『最後の挨拶』の中で、スパイのアルタモントに扮したホームズは次のように描写されている。『背が高く、痩せていて六十歳ほどの男』これは1914年の出来事なので、もし六十数歳ならば、1850年から54年の間くらいに生まれたのではないかと推定される。仮に六十歳とするなら1854年生まれということになる」

「また星占いという角度からホームズ物語を分析した結果、ホームズの正確は山羊座(12月23日〜1月20日）タイプという結論が出た。日についてはアメリカのシャーロッキアン団体ではベイカー・ストリート・イレギュラーズ(BSI)の創設者のひとり、クリストファー・モーリーが、自分の誕生日でもある1月6日をホームズの誕生日と決めてしまったという説もある」

「南谷樹一郎は『バイオリズム』カードにより1854年5月15日がホームズの誕生日だと発表しているが、今のところ大きな反響はないようだ。というわけで、彼の誕生日は謎に包まれたままだ」

p205〜207
「ベイカー街遊撃隊、すなわち『ベイカー・ストリート・イレギュラーズ』(通称BSI)は、世界最古のシャーロック・ホームズ愛好団体として世界中に知られている。この団体は1933年に雑誌「サタデー・レビュー・オブ・リテラチャー』の中の『ボーリング・グリーン』というページを担当していた編集者、クリストファー・モーリーの命名による。この名称が謎56に登場した、ホームズの助手をつとめる子供たちのグループにちなんでいることは言うまでもない。はじめに彼の担当している欄がホームズを愛していた人たちの意見交換の場となり、彼らの思い入れが実を結んで『ベイカー・ストリート・イレギュラーズ』クラブの発足となったのである。中略　1934年の6月5日夕刻に、ニューヨークのセラ・レストランで最初の正式な会合を開いた。本格的なシャーロッキアン活動の歴史は、この時スタートしたのである」

マシュー・バンソン編著　日暮雅通監訳

「シャーロック・ホームズ関連年表」
日付は、主にW・S・ベアリング=グールドの情報によった。

1854年1月6日　シャーロック・ホームズ誕生

「シャーロック・ホームズ　幼年期」

ホームズは1854年前後に生まれた。これは正典で彼の年について2度言及されていることからはじき出したものである。一つは「ボスコム谷の謎」で、1889年当時、彼が、「中年である」と自分でいっていることからわかる。もう１つは「最後の挨拶」で、こちらはさらに確定的な説明である。ホームズは60歳だと書いてあるのだ。この物語は1914年に書かれているので、単純な計算から、ホームズの生年は1854年であることがわかる。

田中喜芳著 　中央公論社

p94〜p97
「1930年8月2日号の『サタデー・レビュー・オブ・リテラチャー』(Saturday Review of Literature）に『イン・メモリアルーーシャーロック・ホームズ』と題したエッセイが掲載された。これは、ダブルディ社刊行の『シャーロック・ホームズ全集』を宣伝するため、同社からモーレーが依頼されて書いた記事である。
中略　
　この記事から三年後の1933年1月6日号で、彼は次のようなコラムを書いた。

「私は、その日(著者注、ホームズの誕生日として提唱した1月6日）を精査して決めたわけではない。仮に、占星術師が占星術からシャーロック・ホームズの誕生は１月だと言ったのだとしても、やはり何か理屈は必要であったろう。だが、もしまだ定説が無いのであれば、この号の発行日でもある1月6日をホームズの誕生日として提唱したい　中略　さらに誕生年としては、1853年が最も妥当だと考えられる」
　これを読むと、今や世界中のシャーロッキアンの間で定説となっているホームズの誕生日(1月6日）は、かなりいいかげんに決められたことが判る。一方の誕生年についてはモーレーが提唱した1853年ではなく、1854年というのが、現在シャーロッキアンの間では定説になっている。理由は、1914年に起きた《最後の挨拶》の中で『（ホームズは）60がらみに見えた』との記述から逆算したものである。ちなみにクリストファー・モーレーにはフェリックスとフランクの二人の弟がおり、二人ともシャーロッキアンだったが、1月6日はフェリックスの誕生日でもある(ホームズ誕生日1月6日説の根拠は、モーレーが自分の誕生日にあわせたのだと、今まで多くの本で書かれてきたが、彼自身の誕生日は、1890年5月5日なので、これは間違いである）
さて、ホームズの誕生日が1月6日だと宣言したモーレーに対し、ただちに、読者からさまざまの反響が寄せられた。「ボウリング・グリーン」欄や、「トレード・ウィンズ」(貿易風）欄にだけではなく、編集者にも直接手紙が届けられた。中略1934年2月号の『サタデー・レビュー・オブ・リテラチャー』『ボウリング・グリーン』欄で、先に行われた1月6日の集まりを紹介し、『ベイカー・ストリート・イレギュラーズ』(BSI)と命名したシャーロキアンの団体が発足したと発表した。
この名前はホームズが『どこへでも行き、何でも見て、何でも聞く」ために助手として使った、街の浮浪児たちの集団にちなんで名付けたものであった。
このコラムを読むまで、その日に出席した誰一人として、新しいクラブができたなどとは夢にも思わなかった。実際、参加者の一人は、その集まりのハイライト部分は、イワシ・ゲーム(一種の捜し物ゲーム）だったと言っているほどだ。
中略
モーレーはBSIの最初の公式会合を1934年6月5日に招集した。

p14　「ホームズの生年はおそらく1854年であろう。1914年8月の日付が記されている『最後のあいさつーーシャーロック・ホームズのエピローグ』のなかで、ホームズは六十がらみの男と書かれている。つまり、ワトスン同様、1867年に即位したヴィクトリア女王時代の生まれということだ。研究家が諸説を唱えているものの、誕生日と生誕地は不明である(付録1）」

p382　付録1　聖典をめぐる諸説
「ホームズの誕生日については、1852年から1858年までの諸説があり、なかには1867年と言う遅い説を唱える研究家もいる。だが1914年当時ホームズが六十がらみだったと言う記述には、なんら条件が付加されていないので、多くの研究家がみとめているように、1854年説がもっとも可能性が高い。生まれた月についても1月から6月までの説があるが1月6日か7日というのが定説となっている」

シャーロック・ホームズ研究会 青春出版社

p50〜p52「ホームズとワトスンの年齢差は幾つか」に

「ベアリング=グールドの成果は『シャーロック・ホームズ百科事典(マシュー・バンソン編著）』にもホームズの関連年表として掲載されている。それによると、1878年に医学博士号を取得したという、『緋色の研究』の記述から逆算したワトスンの推定誕生日が1852年8月7日、大学在籍時などから逆算したホームズの誕生日は二年後の1854年1月6日となっている」

　ディック・ライリー＆パム・マカリスター編　日暮雅監訳　

「プロローグ　ーーホームズ・ワールドの住人たち」
ホームズはいったいどんな姿で読者の前にお目見えしたのか。『緋色の研究』につぎのような記述がある。「そもそも容貌からして、どんなぼんやり者の注意も引かずにおかぬ強烈な個性があった。中略　手先は驚くほど器用で、彼が実験用の壊れやすい器具類をじつに巧みに扱っているところを私は何度も見た」当時ホームズは27歳、諮問探偵になって四年あまりのことである。

p340　「シャーロック・ホームズ関係年表」(邦訳者作成）
1854年1/6　シャーロック・ホームズ誕生(推定）

小林司/東山あかね フットワーク出版社

p16に記されている「問い8・ホームズは引退後サセックス丘陵で晴耕雨読の生活をしている」(正しいものに○、間違っているものに×をつけてください）の答えとして

p20に「ホームズの誕生日は作品の中に記されていませんが、1854年1月6日生まれという説が有力です」と記されている。

水野雅士著　青弓社　

「シャーロッキアンの話題」
p335
「ホームズの誕生日」ホームズの誕生日は、1854年の1月6日ということに一応なっている。一応というのは、その根拠が必ずしも明確ではないからである。

諸兄 邦香著　アーク出版

p22「ホームズが生まれたとされる年、日本はペリーに開国を迫られていた」
1854年　イギリスの大地主の家に生まれる。一説によると誕生日は1月6日。

総監修北原尚彦　宝島社

p4　「世界一の名探偵　シャーロック・ホームズ」
ベアリング・グールドの架空伝記『シャーロック・ホームズ　〜　ガス燈に浮かぶその生涯』には、ホームズの誕生日は1854年1月6日とされている。